少人数でのあみもの教室をやっております。岡山、関西、時々東北にも出張してます。

藤戸禎子先生のタティングレース展に。

2017年4月22日。

久しぶりに神戸に行ってまいりましたー。

お目当てはタティングレース界の大御所である

藤戸禎子先生の展覧会

です。

 
(ウェルカムボードもタティング!)


(中は撮影禁止でしたので、入り口の周りだけ)

で、ですね。

もう圧巻でございましたよ…。

額装されたドイリーやら
ピアノカバーにテーブルクロス、
バッグやボレロやカーディガンなどなど。

美しいのは言うまでもないのですが
細い糸を使った繊細な大作ばかりでして。

なので。

これに費やされた時間を考えると
ホント、気が遠くなりそうでした…。

(タティングはものすごく時間のかかるレース手芸です…)

座布団カバーなんかもありましたが、

この上に座るなんて到底ありえない…

と心から思いましたです。


(入り口にディスプレイされていたクラッチバッグ)


(こちらは色とりどりのショール)

会場には藤戸先生ご本人もいらっしゃって

「おお、このお方が…」

と感慨深かったです。

なにせ手芸に馴染みがなかったワタクシが
今このようになっているのは
藤戸先生がいらっしゃったから。

というのも。

今から6年ほど前になるのですが
Eテレの「すてきにハンドメイド」で
タティングレースが取り上げられていたのを見たのがきっかけで、
手芸の世界に入ったワタクシ。

その時に出演されていた
盛本知子先生が身に着けていらっしゃった
タティングレースのネックレスに一目惚れし、

あれが作れるようになりたい!

と無謀にも思ったのがそもそもの始まりでした。

で、そのあと知ったのですが
盛本先生はこの藤戸禎子先生のご長女だったんですね。

あの時、あの番組を見ていなければ…
そして、盛本先生が藤戸先生のお嬢さんでなければ…

などなど、偶然やら縁が重なって
今のワタクシがあるんだなぁとしみじみ思いまして。

最近はあみものの方が忙しく、
なかなかタティングまで手が回りませんが
なにせワタクシの手芸の原点ですもんね。

(実はあみものは、タティングの後に始めたものでして…)

棒針指導員の資格が取れたら
またタティングをやりたいと思ってます。


(会場近くのビルの窓。装飾がタティングレースっぽい)

「BORO(ぼろ)の美学」を見てきました。

2016年4月10日(日)。

神戸ファッション美術館に

「BORO(ぼろ)の美学」

を見に行ってきました。

最終日。
ギリギリ間に合いましたー!



お目当ては、田中忠三郎氏の
「こぎん刺し」や「菱刺し」のコレクションです。

以前「美の壺」で紹介されていたのを見て以来、
いつか実物を見てみたいと思っていまして。

で、その実物を拝見できましたー!

もう…ただただ圧巻です…。

現代のような暖房設備もなく、
しかも布や糸(特に綿)が貴重だった時代に
こんなきものや夜具で厳しい冬をしのいでいたのか…
と思うとぐっときます…。


(何代にもわたって使い込まれた夜具・ドンジャ。
家族みんな裸になって、これにくるまって寝たそうです)

でもそれだけじゃないんです。

美しい。
そしてカッコいい。

もともとは野良着や普段着なので、
傷みやすい部分を補強したり、破れた箇所をつぎはぎしただけで
意図してカッコよくしようとしたわけではないと思うんです。

でもどれもセンスが光ってる。
「世界に一つしかない」という存在感も感じます。
一針、一針のエネルギーというか「想い」が
みっちりこもってるんですね。

なので、
時代も分野も全然違いますけど、

「ああ、私もがんばって作ろう!」

と思いました。


そして。

BOROに触発されたという
現代のデザイナーさんの作品も展示されていて、
中でも、もっとも惹かれたのが
ケイスケカンダの作品でした。

古着(ジャージとか制服など)をパッチワークしたり、
まったく違うテイストものを組み合わせたりして
リメイクされた洋服たち。

おそらく若いお嬢さんたちがターゲットのブランドだと思うのですが
どことなく80年代のニオイがしまして、

ダサいけど、どこかかわいい

みたいな雰囲気にヤラれましたー!

常識的に見れば
ヘンテコリンな服かもしれない。
でも強く惹かれる。

おそらくカンダ氏が
独自の「かわいい」とか「面白い」と感じるものを
純粋に追及しているからなんだと思います。

そういう意味では、潔い。

なので、雲泥の差はありながらも
ワタクシもそうありたい、と思いました。

他人にどう見られようと
自分が作りたいと思うものを、作ろう。

そんなわけで、
大いに触発されて帰ってきましたー!

想いのこもった力強い作品を見ると
やる気が出ますね。

だから、
分野を問わず
いろいろな手仕事のものを見るのが好きです。

みちのく、行ってきました。その2・お楽しみ編

みちのくの旅の楽しみ。

それは食べ物と手づくり体験でございます~♪

前回の盛岡の旅では、初めてじゃじゃ麺を食べ、
念願のホームスパン体験で機織りをいたしました。

でもですよ。

まだまだ食べてないものや
やり残した手づくり体験がございまして。

というわけで。

まず盛岡に着いて向かったのは
盛岡駅前のぴょんぴょん舎


(ユッケジャン辛温麺)

ふふふ。
これこそがお目当ての食べ物。

盛岡温麺ですー♪

そう。今回の旅の目的のひとつと言っても
過言ではありません。

辛い。
でもうまい。

温麺は盛岡ではあちこちの焼肉店で食べられるそうで、
お友達に別の有名店に連れていっていただきました。

それがこちら。


ヤマトの温麺です。

見た目ほど辛くなく、
うまみたっぷりのスープ。
野菜たっぷり。
餅も入ってましたー!

満足です。


そしてそして。

オシゴトも無事終わった旅の最終日。

念願の盛岡手づくり村に行きました。



ここは岩手のもの作りを紹介&手づくり体験ができるという
手づくり大好き人間にとっては、夢のような場所です。

わはーっ♪(テンション上がりまくり)


で。

ここでの一番の目的は、
ぴょんぴょん舎の工房で冷麺を作ること。

なんと。

自分でこねた麺を食べるんですよ。

今までそばもうどんも打ったことのないこのワタクシが⁉

といっても。

インストラクターさんが丁寧に教えてくださったので、
ちゃんとしたモノが出来ましたー。

麺をこねるところから盛り付けまでを
自分でやったなんて思えないほど
完成度が高かったです。


(見よ! 自作の冷麺!!)

自作とはいえ、
打ちたての麺は、とってもおいしかったですー!


そのほかにも、
南部せんべいを焼いたり、


竹細工でペン立てを作ったり。
 
(編み針入れによさそう)

もっと時間があったら、

染め物やら、わら細工もしたかったですが、
次回のお楽しみということで。

岩手、また来るよ~♪