機械編み・斬新なヴェスト。
ワタクシが子どもだった1970~80年代までは
機械編みが結構盛んだったように思います。
地域の集会所の「編み物教室」は
今思えば、機械編み教室だったのでしょう。
大人の女の人たちが、
ケースに入った長細い直方体状のものを持参して来ていまして、
中から、和やかな笑い声とともに、ジャーっジャーっと音がしていました。
外から様子をうかがうだけでしたが、
難しそうだけど、面白そうだな
と子ども心に思ったのを覚えています。
そしてそれから30数年あまり。
今では機械編みをしている人も編み機もほとんど見なくなりましたが、
それでも「一度はやってみたい」と思っておりまして。
で。ついについにその機会がやってまいりましたー!
ワタクシが日頃お世話になっておる
せとうち花倶楽部さんで
Extri(エクトリー)のデザイン&糸を使った
機械編み作品を作れることになったんですね。
ふふふ。やっと念願叶ったー♪
ですが。
その浮かれた気持ちはあっという間にしぼみまして。
というのも、一旦取り掛かってみると、
ワタクシが選んだ作品はデザインが奇抜でややこしく、
しかも目数やら段数の割り出しも自分でしなければならず、
初心者にはかなりスパルタな作品だったんです。
そのため、何回も失敗してはやり直し…。
なので、師匠のよしか先生にいっぱい手伝っていただき、
最後の方はほぼ丸投げ状態という…。
で、やっと完成したのがこれです。
もともとのデザインはタートルネックなのですが、
今の時期に着られるように襟元は広めに開けました。
あと、左わきは綴じずに開けておくデザインなのですが、
それだとひらひらするので、ボタンで留められるようにし、
肩に飾りボタンも付けてみました。
かなりのショート丈(アンダーバストのちょい下ライン)なので、
下のシャツやブラウスなどを見せる着こなしを考えておりますが、
この斬新なヴェスト、四十路真っ只中のワタクシでも似合うかしら?
いや、歳のせいにしちゃイカンですな。
要は着る人次第ですね。