憧れのホームスパン。
今回の盛岡行き。
もうひとつのメインイベントがありまして。
それはホームスパン体験!!!
ちなみに。
ホームスパンとは
家庭で紡いだ糸で織った織物の意。
転じて、手紡ぎの太い糸で粗く織ったラフでルーズな感じの平織または綾織の織物
とのことで(ブリタニカ国際大百科事典より)
明治時代にイギリス人宣教師から伝えられたものの、
現在、産業として行われているのは世界でも岩手のみ
らしいんです。
そこで。
手織りをやってる者の端くれとしては
ぜひその現場を拝見してみたいと思いまして
ホームスパンの工房・みちのくあかね会さんにお邪魔しました。
まずは一連の工程を説明していただきながら
工房内を見学させていただきました。
働いていらっしゃるのは全員女性。
分業制で、
毛の選別→染色→糸紡ぎ→織り。
すべてが手作業でした。
(とても古い機械なんだそうです)
(織っているのはスーツの生地だそうです。ネップがいい感じでした)
(こちらは綾織。美しい模様でした)
どれも手間暇かかってます。
そのせいか、
工房にはゆったりとした時間が流れているように感じました。
そして、その後はお待ちかねの機織り体験!
丁寧なご指導の下、
1時間ほど機織り機と格闘して(全身運動でしたわ…)
なんとか花瓶敷きが完成しましたー。
(渾身の初機織り作品…)
出来上がりは、
端っこがガタガタだったり、
何カ所か目が飛んだりしますが、ま、それも味ということで!
(ふっ…到底売り物にはならんですな…苦笑)
そしてそして。
工房で働いていらっしゃるみなさまもやはり手芸女子。
その日ワタクシが着けていた
タティングレースのネックレスに注目して褒めてくださったり、
なんとヂヤンテイ織りもご存じで、
いっきに話が盛り上がりましたー!
素敵な雰囲気の工房でした。
行ってよかったー!
みちのくあかね会のみなさま、ありがとうございました。