手先の器用さは関係ない。
と言うとよく
「手が器用なんですね」
と言われます。
ふふっ。これはですね。
はっきり言いまして誤解です!
(ええ、ええ。もちろん謙遜なんかではなく。)
意外に思われるかもしれませんが、
あみものって、実は手先の器用さはあんまり関係ないんです。
どっちかというと、
忍耐力の方が必要な気がします。
(ワタクシがあみものにハマるきっかけになった「アフガン編みのスマホケース」
小花のモチーフは手芸屋で買って、ボンドでつけました!)
いえね。
あみものが、もしごく一部の手先の器用な人しかできないものだったら、
とっくの昔にすたれてるやろな…と思うんです。
もちろん器用な人はさくさく編めると思います。
でも。みんながみんな器用なわけじゃないのに、
世界中でそこそこの人口があみものをやっている。
ということは
人々が昔から脈々と受け継いできた手仕事って、
やってるうちに、いつのまにかうまくできるようになってる
もんなんじゃないか、と思いまして。
だって。
ワタクシ自身、それを実感しましたもの。
今は講師やってますけど、
かぎ針はこの2年ほど前まで、鎖編みしかできませんでした。
細編みや長編みの
「糸をかけて引き抜く」
というのがどうしてもできなかったんです。
一方、棒針は中学の家庭科で習ったとおりにしていたんですが、
なぜか編み目が不揃いでした。
それが。
もういちどあみものをしてみたい、と思い立ち、
指南本やらネット動画を見ながらやってみたんです。
(最近はネット動画があるから分かりやすいですよね)
かぎ針…やっぱり最初はうまくできなかったです。
でも何回かやってると、まぐれでするっとできるときがあるんですね。
あ、できた。
それを何回か繰り返しているうちに
手が動きを覚えるのか、
コンスタントにできるようになりまして。
そこで、分かったのが
なーんだ。慣れたらできるようになるもんなんだ。
ということ。
一方、棒針は
「ワタシの針の入れ方、間違っとるー!」
と動画で気付き、愕然としました…。
だから編み目が不揃いだったんですわ。
なので、針の入れ方を直すだけで、
編み目がきれいにそろうようになりましたー!
こうなってくると
が然、あみものが愉しくなってきました。
できないと思ってたことが、できるようになる。
って、実に爽快な気分~♪
この歳になって(四十路半ばですけど)
こんな気分を味わえるとは思ってもみませんでした。
だから言います。
あみものに必要なのは
手先の器用さではなく、
できるまであきらめない忍耐力だ、と。
だから。
もしあみものをやってみたいと思われたら、
ぜひはじめてみてください。
そして簡単にあきらめないでください。
そのうちするする編めるようになりますから。
そして。
もしだれかに隣で教えてもらいながら編みたいと思われたら
お手伝いさせていただきたい、と思っています。
(プライベートレッスンのご案内はこちら)
あなたの「編みたい!」を応援しています♪