少人数でのあみもの教室をやっております。岡山、関西、時々東北にも出張してます。

みっちりヂヤンテイ織り。

2016年4月17日は
毎月恒例の

NAWATEあみもの部

でございました。

参加者さんはお一人。

ただいまインストラクター資格を目指して
ヂヤンテイ織りに取り組んでくださっているお方です。

●【ヂヤンテイ織り講座】のご案内はこちら

なので、この日は午前&午後とヂヤンテイ織り。

ほかの参加者さんがいなかったこともあり、
ワタクシとマンツーマンで
じっくりみっちり取り組んでいただきましたー。


そこで。

まずは課題作品の
「人形」と「帽子」を提出してくださいまして。

おお…どちらも素敵な出来栄えー!

人形は超ロング三つ編みの女の子。


帽子はベレー帽。


トップのくるみボタンがオサレです。

なんとこの帽子は
すでにお友達から「私にも作って」と
オーダーもいただいているそうで。

素晴らしい!


そしてその後は、
ひたすらヂヤンテイ織りのレッスンでした。


(ネット編みつづり)


(クリスフラワー織り)

ほかにもクリス織りの復習やらなんかもいたしまして
かなり盛りだくさんでしたー!

ヂヤンテイ織り講座は
毎回盛りだくさんなんですが、
それでも着々と技法を習得し、
課題もちゃんと提出してくださるので、
大変ありがたい参加者さんです。

講座の修了はまだ先なのですが、
もう「レッスンしてほしい」と予約が入っているらしくて、
前途洋々な気がします。

ぜひぜひこの調子で続けていってくださーい。

ご参加、ありがとうございました~☆


●来月の【NAWATEあみもの部】は5月15日(日)です。
みなさまのお越しをお待ちしていまーす!

本格的フェアアイル。

2016年4月16日。

ten oldさんの「フェアアイル日和」に参加してきましたー。

おほほ。
なんと本格的なフェアアイルのレッスンです。
しかも開催地は、ここ岡山!

(先月の「NAWATEあみもの部」にご参加くださったお方に
情報を教えていただいたんですの☆)

ご存知の方もいらっしゃると思いますが
フェアアイルといえば、
あの緻密な編み込み模様ですよ。

講師のten oldさんは
オリジナルのフェアアイル作品で
東京でも個展をなさってる作家さん。

サイト内の作品たちを拝見いたしましたが、
どれももう美しいのなんのって!

ワタクシも編み込み模様は好きですが、
こんなに緻密なものを編んだことはなく
しかもフェアアイル独特の技法を教えていただけることもあって
わくわくしながら参加しました。


(会場の案内版)

で。

定員は8名とのことでしたが、
この日の参加者は9名。

大盛況です!

しかもほとんどの方が
岡山以外から通っていらっしゃるようで、
(隣の席の方は大阪から3年ほど通っていらっしゃる、とのことでした)
恐れ入りました…。

というわけで。

初参加&フェアアイル初心者のワタクシ。

まずは基本の「散歩のボタンのバッグ」を編むことにして
じわじわとスタート。


(キットを用意してくださってます)

フェアアイルの特徴は
輪に編んだものをハサミでばさっと切り開いて
平面にするとのことでして。
(ハサミを入れる部分はスティークと呼ぶそうです)

これまで平面を編むときは
往復編みしかしたことがないので

えっ。輪に編んだものに、ハサミを入れる!?

とビビりましたが
かの地では伝統的になされていることなので、
全く問題ないんでしょう。

でもそれを体験するのはまだまだ先。

とりあえず、バッグの本体に取り掛かります。

ワタクシは輪針をチョイスしたので
(もちろん5本針でもOKです)
マジックループの技法を使いながら
左手に地糸と配色糸の2本をかけ
模様に合わせ、
糸を替えながら編みました。

が、なかなか進まず…。

まず、左手に2本糸をかけるというのが初めて。
そして、模様が緻密。
ゆえに、使ってる糸も針も細い。

というわけで、
四苦八苦しつつの4時間でした!

その成果はこちらです。



10段ぐらい編めました…。

編地が丸まってあんまり模様が見えていませんが、
でも確実に進んでおります。

慣れたらもう少しスムーズに編めることを願いつつ、
残りの75段を編み切りますよー。

もっと模様が見えてきたら
愉しくなりそうな気がしますし。

本体が編めたら、
またレッスンにお伺いしようと思います♪

大きめビーズとお花のネックレス。

一年ほど放置していたネックレスのキット。

ようやくカタチにいたしましたー!

(昨年の今頃はヂヤンテイ織りの課題に追われていまして…)

というわけで、お披露目いたします!

こちら↓↓



大きめビーズとお花のネックレス

です。

ロマンチックなテイストを予想していたんですが、
意外にマダームな雰囲気
です☆


作り方はと言いますと、
まず、チェーン部分を編みます。

次にお花のモチーフを編みます。

そしてチェーン部分に
お花とビーズを縫いつけまして。
(このビーズひとつひとつを縫いつけるのが
もっとも時間がかかりました…)

で、完成~♪


そこで。

最近編んだ帽子ヂヤンテイ織りのプルオーバー
合せてみたら、このような感じに。



おほほ。
ますますマダームです☆

自分で編んだものを
手持ちのものと組み合わせて着るのも
あみものの愉しさですもんね。

ワタクシいつも、

「これができたら、あれに合わせて着よう」

とか思いながら編んでます。

ふふふ。
この夏はマダームでいきまーす♪(見た目だけ)

Hoooked Zpagettiでバッグ。

最近あみもの業界で話題になっておる

Hoooked Zpagetti

それがイオンスタイル岡山店・パンドラハウスさんに
入荷しておりましたので、購入してみましたー!

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
このHoooked Zpagettiという糸は
Tシャツなどを生産した際に出た端材を
加工したものでして。
(こういうのを「アップサイクル」というそうです)

それでバッグやマットなどを編むのが
世界中でちょっとしたブームになっておるらしく。

でも…ワタクシが子どもの頃にもありました。
なにかの端材を織ったり編んだりして
マットに仕立てたシロモノが!

それがオサレに海外から再び登場というわけですな。
なるほど、なるほど。

当時のシロモノは
どっちかというとサイケデリックな色合いで
「もろ再利用!」的な雰囲気が漂っていましたが、
現代の糸はなかなかオサレです。

そこで。
とりあえずバッグを編むことにしました♪


(1玉800gほどあります。ずっしり重い…)


(糸を広げると、なにやら風流な模様がプリントされてます)

ラベルには「12mmのかぎ針を使用」とありましたが
しっかりした編地にしたいので10mmかぎ針で。

糸が太いので、編む目数も段数も少なく、
あっという間に片面完成。



同じものをもう1枚編み、
外表でとじ合わせます。

その後、お花のモチーフも編みまして
留め具代わりにします。


(真ん中のボタンは
昔着ていたスーツのものを再利用しました)

それを前面の中心に縫い付け、
後ろにはループをつけます。



これでバッグの口が開く心配ナシ。

それに木の持ち手を付けて
完成です!



   
(編地とお花モチーフの接写も添付します)

おほほ。
我ながら、なかなかシックなバッグになりましたー!

コットン素材なので、
季節問わず使えそうです。

難しい技法もなく、
短時間で編めますので、
編んでみたい方はお問合せくださいませ。

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【制作メモ】
使用糸/Hoooked Zpagetti 385g(1/2玉程度)
使用針/かぎ針10mm
その他材料/ボタン1個(直径1.5cm)、木製持ち手1組(幅16cm・高さ11cm)

「BORO(ぼろ)の美学」を見てきました。

2016年4月10日(日)。

神戸ファッション美術館に

「BORO(ぼろ)の美学」

を見に行ってきました。

最終日。
ギリギリ間に合いましたー!



お目当ては、田中忠三郎氏の
「こぎん刺し」や「菱刺し」のコレクションです。

以前「美の壺」で紹介されていたのを見て以来、
いつか実物を見てみたいと思っていまして。

で、その実物を拝見できましたー!

もう…ただただ圧巻です…。

現代のような暖房設備もなく、
しかも布や糸(特に綿)が貴重だった時代に
こんなきものや夜具で厳しい冬をしのいでいたのか…
と思うとぐっときます…。


(何代にもわたって使い込まれた夜具・ドンジャ。
家族みんな裸になって、これにくるまって寝たそうです)

でもそれだけじゃないんです。

美しい。
そしてカッコいい。

もともとは野良着や普段着なので、
傷みやすい部分を補強したり、破れた箇所をつぎはぎしただけで
意図してカッコよくしようとしたわけではないと思うんです。

でもどれもセンスが光ってる。
「世界に一つしかない」という存在感も感じます。
一針、一針のエネルギーというか「想い」が
みっちりこもってるんですね。

なので、
時代も分野も全然違いますけど、

「ああ、私もがんばって作ろう!」

と思いました。


そして。

BOROに触発されたという
現代のデザイナーさんの作品も展示されていて、
中でも、もっとも惹かれたのが
ケイスケカンダの作品でした。

古着(ジャージとか制服など)をパッチワークしたり、
まったく違うテイストものを組み合わせたりして
リメイクされた洋服たち。

おそらく若いお嬢さんたちがターゲットのブランドだと思うのですが
どことなく80年代のニオイがしまして、

ダサいけど、どこかかわいい

みたいな雰囲気にヤラれましたー!

常識的に見れば
ヘンテコリンな服かもしれない。
でも強く惹かれる。

おそらくカンダ氏が
独自の「かわいい」とか「面白い」と感じるものを
純粋に追及しているからなんだと思います。

そういう意味では、潔い。

なので、雲泥の差はありながらも
ワタクシもそうありたい、と思いました。

他人にどう見られようと
自分が作りたいと思うものを、作ろう。

そんなわけで、
大いに触発されて帰ってきましたー!

想いのこもった力強い作品を見ると
やる気が出ますね。

だから、
分野を問わず
いろいろな手仕事のものを見るのが好きです。