少人数でのあみもの教室をやっております。岡山、関西、時々東北にも出張してます。

Hoooked Zpagettiでバッグ。

最近あみもの業界で話題になっておる

Hoooked Zpagetti

それがイオンスタイル岡山店・パンドラハウスさんに
入荷しておりましたので、購入してみましたー!

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
このHoooked Zpagettiという糸は
Tシャツなどを生産した際に出た端材を
加工したものでして。
(こういうのを「アップサイクル」というそうです)

それでバッグやマットなどを編むのが
世界中でちょっとしたブームになっておるらしく。

でも…ワタクシが子どもの頃にもありました。
なにかの端材を織ったり編んだりして
マットに仕立てたシロモノが!

それがオサレに海外から再び登場というわけですな。
なるほど、なるほど。

当時のシロモノは
どっちかというとサイケデリックな色合いで
「もろ再利用!」的な雰囲気が漂っていましたが、
現代の糸はなかなかオサレです。

そこで。
とりあえずバッグを編むことにしました♪


(1玉800gほどあります。ずっしり重い…)


(糸を広げると、なにやら風流な模様がプリントされてます)

ラベルには「12mmのかぎ針を使用」とありましたが
しっかりした編地にしたいので10mmかぎ針で。

糸が太いので、編む目数も段数も少なく、
あっという間に片面完成。



同じものをもう1枚編み、
外表でとじ合わせます。

その後、お花のモチーフも編みまして
留め具代わりにします。


(真ん中のボタンは
昔着ていたスーツのものを再利用しました)

それを前面の中心に縫い付け、
後ろにはループをつけます。



これでバッグの口が開く心配ナシ。

それに木の持ち手を付けて
完成です!



   
(編地とお花モチーフの接写も添付します)

おほほ。
我ながら、なかなかシックなバッグになりましたー!

コットン素材なので、
季節問わず使えそうです。

難しい技法もなく、
短時間で編めますので、
編んでみたい方はお問合せくださいませ。

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【制作メモ】
使用糸/Hoooked Zpagetti 385g(1/2玉程度)
使用針/かぎ針10mm
その他材料/ボタン1個(直径1.5cm)、木製持ち手1組(幅16cm・高さ11cm)

「BORO(ぼろ)の美学」を見てきました。

2016年4月10日(日)。

神戸ファッション美術館に

「BORO(ぼろ)の美学」

を見に行ってきました。

最終日。
ギリギリ間に合いましたー!



お目当ては、田中忠三郎氏の
「こぎん刺し」や「菱刺し」のコレクションです。

以前「美の壺」で紹介されていたのを見て以来、
いつか実物を見てみたいと思っていまして。

で、その実物を拝見できましたー!

もう…ただただ圧巻です…。

現代のような暖房設備もなく、
しかも布や糸(特に綿)が貴重だった時代に
こんなきものや夜具で厳しい冬をしのいでいたのか…
と思うとぐっときます…。


(何代にもわたって使い込まれた夜具・ドンジャ。
家族みんな裸になって、これにくるまって寝たそうです)

でもそれだけじゃないんです。

美しい。
そしてカッコいい。

もともとは野良着や普段着なので、
傷みやすい部分を補強したり、破れた箇所をつぎはぎしただけで
意図してカッコよくしようとしたわけではないと思うんです。

でもどれもセンスが光ってる。
「世界に一つしかない」という存在感も感じます。
一針、一針のエネルギーというか「想い」が
みっちりこもってるんですね。

なので、
時代も分野も全然違いますけど、

「ああ、私もがんばって作ろう!」

と思いました。


そして。

BOROに触発されたという
現代のデザイナーさんの作品も展示されていて、
中でも、もっとも惹かれたのが
ケイスケカンダの作品でした。

古着(ジャージとか制服など)をパッチワークしたり、
まったく違うテイストものを組み合わせたりして
リメイクされた洋服たち。

おそらく若いお嬢さんたちがターゲットのブランドだと思うのですが
どことなく80年代のニオイがしまして、

ダサいけど、どこかかわいい

みたいな雰囲気にヤラれましたー!

常識的に見れば
ヘンテコリンな服かもしれない。
でも強く惹かれる。

おそらくカンダ氏が
独自の「かわいい」とか「面白い」と感じるものを
純粋に追及しているからなんだと思います。

そういう意味では、潔い。

なので、雲泥の差はありながらも
ワタクシもそうありたい、と思いました。

他人にどう見られようと
自分が作りたいと思うものを、作ろう。

そんなわけで、
大いに触発されて帰ってきましたー!

想いのこもった力強い作品を見ると
やる気が出ますね。

だから、
分野を問わず
いろいろな手仕事のものを見るのが好きです。

着々と進んでます。

2016年4月9日は
イオンスタイル岡山店・パンドラハウスさんでの

【手づくりroom・ニット講座】

でございました!

参加者さんはお一人。

これまで一度も欠席することなく
日本ヴォーグ社<棒針入門コース>のカリキュラム
着々と進んでいらっしゃるお方です。

「お昼ごはんを食べそこないました…」

とのことで、
空腹でお腹が痛くなりながらも
真剣に取り組んでくださいました。

(恐れ入ります…)

で、この日のテーマは「すべり目」。

これを使うと面白い編地になるので
(しかもそんなに難しくないです)
作品作りなどにオススメの技法です。

というわけで。

おおよそのことをレクチャーしたら、
ご自分ですいすい編んでいらっしゃいました。



優秀な生徒さんで、助かります!

で、あとはいつものようにおしゃべり。

ほかにパッチワークを習っていらっしゃるので、
かわいらしいピースの一部や
便利な道具を見せていただいたりして
「ほほう」と感心しつつ、
さまざまな手芸情報を教えていただきました。

そして。

ニットとパッチワークの合わせ技で作品作り

も今後考えていらっしゃるそうで、
発想の豊かさと多才さに、
ワタクシ、脱帽です。

このお仕事をして思うのですが、
いちおうワタクシが教える立場ではあるものの、
生徒さんの方から教えていただくことの方が
圧倒的に多い気がします。

ありがたいです。

今回もご参加くださり、
ありがとうございましたー!

ニットとパッチワークの融合作品を
拝見するのも楽しみにしております~♪

◎次回の【手づくりroom・ニット講座】は
2016年4月28日(木)18:00~20:00です。

詳しくはこちら


(作品サンプルの「お花と葉っぱのラリエット」)

みなさまのご参加をお待ちしています!

第12回【NAWATEあみもの部】のご案内。

月イチで開催しております
【NAWATEあみもの部】。

暖かくなったら
アイテムを春夏モノに替えて、
じゃんじゃん編みますよー♪

というわけで
今月のご案内です。

(あみたいものを自由に編む会ですが、
毎回、参考アイテムを用意しております)

で、ひとつめはこちら。

「お花と葉っぱのラリエット」
 

ナチュラルな雰囲気が漂うラリエットです。

定番の「首に巻く」のもよし、
あるいは手首に巻いてブレスレット風もよし、
はたまたベルト風に腰に巻いても。


(お花と葉っぱはこんな感じ)

いちおうかぎ針編み経験者さん対象ですが、
くさり編み、細編み、長編みが出来ればOKです。

(未経験者さんはご相談ください)

そしてそして。

もうひとつのアイテムは
「アフガン編みのチューリップハット」


です。

アフガン編みの基本・プレーンアフガン編みで
簡単に編める帽子でございますよ。

素材は和紙。
軽くて丈夫です。

また、風をよく通す編地なので、

「自転車の時も飛んでいかなかったですよー」

と以前編んでくださった方からのご報告もありました。

あみもの初心者さんにオススメ!

でもあります。

以上、今回お持ちするのは2アイテム。
どちらも昨年ご紹介して、好評だったものです。

色のバリエーションもあります。

ほかにも。

「編みたいものがあるけど、編み方が分からない」とか
「自分で編んでいたけど、途中で分からなくなって、
止まっている編みかけがある」

というあなたも断然ウェルカム!
材料と編み図をお持ちください。
一緒に完成を目指しましょう♪

ご希望の方には
タティングレースやヂヤンテイ織りもレクチャーいたします。

NAWATEあみもの部は
あみたいものを自由に編む会ですので
お気軽にどうぞ。


【日時】2016年4月17日(日)
午前の部 10:30~12:30/午後の部 13:30~15:30

どちらかご都合のよい方をお選びください。
午前+午後の両方参加も大歓迎です!

【場所】NAWATE ギャラリー
岡山市北区奉還町4-7-15
アクセスはこちら

NAWATEのギャラリーは、
ゲストハウス「とりいくぐる」の入り口(その名の通り鳥居をくぐります)を入り、
そのまま通路をまっすぐ進むと、右手側奥にあります。
銀色の扉の建物です。

【参加費】2000円/1回+材料費実費
・お花と葉っぱのラリエット 材料費400~500円程度、かぎ針3/0号をお持ちください
・アフガン編みのチューリップハット 材料費2500円程度(編み針代含む) 

【講師】岩本まゆみ(日本手芸普及協会認定講師)

【お問い合わせ&参加お申込み】
講師のメールアドレス slowknitclub@gmail.com に
メールをお送りください。

その際に
・参加される部(午前か午後)
・編みたいもの
をお知らせください。

お申込み締切/2016年4月15日(金)

みなさまのご参加をお待ちしておりまーす☆

完成しました。クリス織りばっかりのプルオーバー。

このところ
春夏モノのサンプル作りなどで
後回しになっておった

クリス織りばっかりのプルオーバー

が、とうとう完成いたしましたー!

こちらです。



斜めから見たらこんな感じ。


(7分袖です)

ワタクシにしては珍しく
大人っぽい雰囲気に仕上がりましたー。

むふふふ。

というわけで。

ヂヤンテイ織りをご紹介するのも兼ねまして
制作過程をざっくりご報告いたします!

まずは、
ヂヤンテイ織りのクリス織りを46枚織ります。



そして、それらのピースに
ネット編み(くさり編み&細編み)しながら
つないでいきます。



で、ですね。

このネット編みでつないでいく利点として

袖つけや脇とじがラク

なことを付け加えておきますよー。

通常、ウエアを編むとなると、
この2点がややこしいと感じる方もいらっしゃると思いますが、
これだとすべてモチーフをつなぐ方法でイケるので
とってもラクなんです。

で、最後に
袖、すそ、襟ぐりにふち編みをしまして。

完成~♪



ヂヤンテイ織りの可能性として
みなさんに見ていただくべく、
これからちょくちょくレッスンに着ていこうと思います。

小物だけじゃない。
ウエアもできるヂヤンテイ織りです。

★【ヂヤンテイ織り】講座のご案内はこちら

【制作メモ】
「クリス織りばっかりのプルオーバー」

使用毛糸/クリス織り部分 ニッケ・ドリーム 色番351 4玉、
ネット編み部分 ニッケ・ファインコットン 色番713 5玉
使用器具・針/ヂヤンテイ織り器(大)、かぎ針4/0号